ワキガの原因って何?

ワキガの臭いのもとはアポクリン汗腺

ワキガの臭いの原因になるのは、アポクリン汗腺という汗を分泌する部分。アポクリン汗腺の多くは脇の下に分布しており、乳首、陰部などにも分布しています。人間には汗を分泌する「汗腺」はエクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があります。

画像引用・参考:アスクレピオス製薬株式会社

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エクリン汗腺から分泌される汗は、ほとんどが水分であり強い匂いはありません。一方、アポクリン汗腺から分泌される汗はタンパク質、脂質、アンモニアなど多数の成分が多く含まれており、脇の下や毛穴に潜む雑菌と混ざることで強い匂いを放ちます。

わきがのひとはアポクリン汗腺が多い

アポクリン汗腺は誰にでもある汗腺ですが、ワキガの人はそうでない人より大きめのアポクリン汗腺が多く分布されています。アポクリン汗腺の数は生まれたときから決まっており、成長とともに大きくなっていきます。思春期から脇の臭いが強くなってくるのもこのためです。

ワキガになる決定的な原因は「遺伝」

アポクリン汗腺の多さは遺伝によってきまります。つまりわきがの決定的な原因は「遺伝」。ワキガは優勢遺伝(高い確率で遺伝すること)するといわれており、両親のどちらかがわきがの場合50%、片親がわきがの場合50%の確立で子どもに遺伝します。

ワキガの人とワキガじゃない人の違い

ワキガの人と、わきがでない人の違いは、アポクリン汗腺の多さですが、その先祖にも違いがあります。白人・黒人人口ではワキガ率が70~100%であるのに対し、日本や韓国では20%もいません。ワキガ体質でないひとの祖先の多くはシベリアなどの寒冷地といわれており、その寒さからアポクリン汗腺が進化しなくなったと考えられています。韓国人や日本人に特徴的な一重まぶたや体毛の少なさ、乾燥した耳垢などは、寒冷地域で体温を逃がさないよう生き延びるために進化した体質です。そのため、日本含む東アジア全体は、ワキガの人口が圧倒的に少ないのです。

ワキガ体質のひとの先祖は温暖地域であることが考えられ、温暖地域で発達したアポクリン汗腺がそのまま遺伝として引き継がれてきているため、ワキガになっているのです。なのでワキガは、突然発症したものではなく、先祖代々受け継がれてきた先祖の違いから起こるものなのです。

ワキガの臭いをさらにきつくする原因

ワキガ体質のひとが、さらにワキガの臭いがきつくなる原因があります。

食習慣

  • 体臭そのものや、ワキガ臭をさらに強くさせる食習慣があります。
  • 高蛋白質(肉類等)、高脂肪食
  • 偏食
  • インスタントや冷凍食品、お菓子などの添加物が多い食品
  • 暴飲暴食、就寝前の食事
  • 極端に熱いもの、冷たいもの
  • 柔らかい食物、精製食品
  • 香辛料やネギ、にんにくなどの薬味
  • 飲酒
  • 塩分・糖分過多
  • バター、クリームなどの動物性脂質をたくさん食べる

肥満

太っている人の皮下脂肪は、熱の放出を妨げるため、体温があがりやすい傾向にあります。だから痩せている人よりも汗もかきやすい。また肥満者は代謝が悪く、汗のなかに乳酸が混じるようになります。これが汗の臭いをさらに強くさせます。

便秘

腸は、細菌がタンパク質を分解してできる臭い物質を便と一緒に排泄させます。長い便秘が続くと、便として臭い物質を排出できません。臭い物質の一部が腸管に吸収され、呼気や汗腺から分泌されることとなり、便秘が体臭を悪化させることがあります。

ワキガの原因

ワキガの臭いの原因は、アポクリン汗腺が多い生まれつきの体質に加え、生活習慣や体型なども影響して成り立っています。根本的な体質は手術以外に治療法はありませんが、生活習慣を変えることで、ワキガ臭を軽減させることは可能です。またでデオドラント製品のケアや、ワキの除毛など細やかなケアでも、臭いを軽減させることができます。

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