ワキガの外科的手術療法

ワキガの根治的な治療方法として、外科手術があります。ワキガの臭いの原因であるアポクリン汗腺を、外科的に取り除いてしまう方法です。このページではワキガの外科的手術療法について解説しています。

ワキガ手術の基本的な知識

症状からワキガ(腋臭症)と医師に診断され、社会生活に支障が出る場合、ワキガの外科的手術が適応できます。

一般的なワキガ手術

一般的なワキガ手術は、局所麻酔下で脇下の皮膚を切開してひっくり返し、医師の目検でアポクリン汗腺を確認しながら切除する方法(皮弁法)です。臭いの原因であるアポクリン汗腺を確実に除去することができ、ワキガの症状が強いひとには効果も大きいことが特徴です。

アポクリン汗腺の切除

ワキガ手術を取り扱う病院によって、多少手技の違いがあることはありますが、診療報酬制度でも皮弁法25平方センチメートル以上という定義があるため、基本的にこの方法は大きく変わりません。

ワキガ手術の術後経過★リンク

米粒小くらいの小さなアポクリン汗腺を医師の目検で確認しながらひとつひとつ取り除く根気のいる作業なので、医師によって技術に差があります。

診断能力や手術の手技技術によっては、手術をうけたのに、充分臭いが取り切れなかった、なんてこともあります。そのため、ワキガ手術を受ける時は、医師選びをしっかりする必要があります。

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ワキガ手術の適応

ワキガ手術の適応は、症状からワキガ(腋臭症)と医師に診断され、社会生活に支障が出る場合に適応されます。

ワキガ手術適応の診断は、脇のしたにしばらくガーゼをはさんで実際に医師が臭いを確認する、問診にてワキガの症状があるかを確認するなどして、医師によって診断されます。この工程は、医師によって差があります。

ワキガ手術は保険適応で受けられる

ワキガ手術は正式名称を「腋臭症手術」と言い、保険診療が可能で3割負担での手術が可能です。保険に適応するため、生活保護やひとり親医療助成の保険も適応になります。

保険点数(1点10円)

  • 皮弁法 5730点
  • 皮膚有毛部切除術 3000点
  • その他のもの 1660点

料金相場は病院によって違いますが、平均保険適応両脇で4万前後が主流です。

参考URL:今日の臨床サポート

手術前のカウンセリングと診断が大切

ワキガ手術は持続的効果のある、唯一のワキガの根治的な治療ですが、ワキガの悩みがあるすべてのひとに適応するわけではありません。

例えば、アポクリン汗腺は少量であっても、精神的な過緊張から起こる多汗症の場合、アポクリン汗腺を取り除く手術より、多汗症に対する治療のほうが効果が大きいことがあります。このようなひとがワキガ手術を受けたとしても、その効果は想像しているより低いことが多い。そのため「ワキガの臭いがする=手術」の判断をするのは望ましくありません。

 

手術で効果が見られないケースもある

五味 常明医師著書「デオドラント革命―新版・体臭多汗の正しい治し方」には以下のように書かれています。

 たとえば、手術で腋窩多汗を治療する場合、患者さんによって術後の効果にかなりの開きが出ます。明らかなワキガ体質の人であれば70~90%の減汗効果が得られますが、精神的発汗の場合にはおおよそ50%程度の減汗となります。また、同じ70%の減汗でも、人によって受け止め方が違い、十分満足する人もいれば、そうでない人もいます。そうしたことをあらかじめよく説明して、得られるであろう効果について、本人が納得した上で手術をしなければなりません。

体臭の状態をしっかり医師に相談し、カウンセリングを受けてアポクリン汗腺を取り除くことが一番効果的と考えられるケースかどうかを、術前にしっかり把握することが大切です。そうすることで、手術をうけるひとの満足度も高くなります。手術で後悔しないためにも、医師のカウンセリングのもと、十分自分が納得した上で手術を受けるようにしましょう。

引用・参考文献

「デオドラント革命―新版・体臭多汗の正しい治し方」五味 常明著書

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